コム・デ・ギャルソン(Comme des Garçons)とは、1969年、日本のファッションデザイナーである川久保玲氏によって生み出されたラグジュアリーブランドであり、巷では「ギャルソン」の愛称で親しまれています。

「コム・デ・ギャルソン」の名付けの由来

フランス語で「少年のように」を意味する言葉ではありますが、川久保氏自身、その名付けに対して強い拘りを持っていたというわけではありません。単に他のブランドと区別化するために付けられた名称に過ぎません。

コム・デ・ギャルソンの歴史

コム・デ・ギャルソンの歴史は1960年代に遡ります。川久保氏は大学卒業後、素材メーカーでの勤務を経て、フリーランススタイリストに転身。スタイリストのみならず、デザイナー、パタンナー、縫製、仕上げといったあらゆる工程を兼任し、自分自身で服を作り上げる技術を習得しました。

株式会社コム・デ・ギャルソンを設立後、初めて参加した東京コレクションではそのデザイン性が認められ、同年、青山に直営店をオープンしました。現在は、全国11都道府県に店舗を構えています。

その後、川久保氏はデザイナーである渡辺淳弥氏、栗原たお氏、丸龍文人氏、二宮啓氏とパートナーを組み、「コム・デ・ギャルソン」「コム・デ・ギャルソン・オムプリュス」「コム・デ・ギャルソン・ジュンワタナベ」といった中核ブランドを確立しました。

1980年代には、黒のコム・デ・ギャルソンを身に纏った「カラス族」が一世風靡し、男女雇用機会均等法の施行と重なり、自立した女性像を求める多くの女性ファンを取り込みました。また、当時ファッション業界においてタブー視された黒の多用、穴の開いたニットなどがかえって高く評価され、今日における世界的評価につながっています。