渋谷、表参道とともに、日本の流行の発信地として知られる原宿。街の中心には緑溢れる明治神宮があり、東京でも珍しい自然と調和したスポットとしても多くの人々を魅了しています。このような様相を呈するようになったのは1970年代半ばに「竹下通り」と呼ばれるファッションストリートが誕生してからで、それまでは隠田商店街を中心に地元密着型の素朴な商店が軒を連ねていました。
竹下通りが誕生して以来、原宿は国内外を問わず若者に人気のスポットへと変貌を遂げ、若者に人気のファッションやブティックのお店が数多く存在します。こちらでは、今日の原宿の発展に寄与した竹下通りと、個性的なブティックのお店が立ち並ぶ「キャットストリート」を紹介します。
竹下通り
近年、「kawaii」は世界共通語として定着しつつあるなか、世界中から人々が可愛いらしいものを求めて、カワイイ文化の発信地こと、竹下通りに押し寄せています。JR原宿駅から明治通りに向かって延びる約300メートルのそのファッションストリートには、100店舗を超えるカワイイファッションアイテムや雑貨のお店が立ち並んでいます。また、クレープをはじめ、手軽に食べられるテイクアウトの店もたくさんあり、恋人とのデートにおすすめです。
キャットストリート
巷では「裏原宿」として親しまれているキャットストリート。かつて流れていた渋谷川を暗渠化し作られた遊歩道であり、渋谷、原宿間をつなぐ一直線の通りを指します。その通りには、カワイイ系が多い竹下通りとは対照的に、多くのストリート系のお店が軒を連ねています。キャットストリートより発信されるファッションブランドは俗に「裏原系」と呼ばれており、個性が際立つ多くの人気芸能人を虜にしています。